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コーヒーポリフェノール

コーヒーは世界各国で飲まれている最もポピュラーな嗜好飲料ですが、古くから眠気防止や疲労回復などの作用を持つとして、その医薬的効果が注目されてきました。
そして、近年の研究の結果、コーヒーの様々な人体に対する作用が解明され、健康によい飲み物であるということが科学的に実証されてきました。
その中でも特に注目されているのが、強い抗酸化作用をもつコーヒーポリフェノールなのです。


コーヒーポリフェノールの正体は?

コーヒーポリフェノール

日本人がポリフェノールを何から摂取しているのかという研究・調査が行われ、その結果、意外なことに日本人が1日に摂取するポリフェノールのうち約半分がコーヒーから摂取していることがわかりました。
コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが含まれており、この成分がコーヒー独特のの香りや苦みを生み出すもととなっているのです。
コーヒーに含まれる成分といえば、まずカフェインを思い出しますが、含有比率だけでいえばコーヒー豆中にクロロゲン酸が5〜10%、カフェインが1〜2%とクロロゲン酸のほうが多く含まれています。
ただし、クロロゲン酸は熱に弱いため、焙煎すると多くが分解されてしまいます。
中煎り程度で10分の1にまで減少してしまうそうです。
そこでコーヒーメーカーも焙煎しない生豆をブレンドする方法をとることで、コーヒーポリフェノールの含有量を増やすといった工夫をしてアピールしています。


ではコーヒーにどの程度ポリフェノールが含まれているのかというと、コーヒー100ml中にポリフェノールが200mgと赤ワインに含まれるポリフェノール量に匹敵します。
また、コーヒーポリフェノールは体内への吸収率も高いといわれています。
そして、なによりコーヒーは赤ワインのようにアルコール分を含まないため、手軽に摂取できるという特徴があります。
コーヒーを1日に3杯飲めば、ポリフェノール1日摂取推奨量の約半分を摂ることができますので、コーヒーは無理なくポリフェノールを摂取できる最適な飲み物だといえます。